Elasticsearch検索可能スナップショット
すべてを格納&検索する
データを格納・検索する方法は、検索可能スナップショットで一変します。AWS S3やMicrosoft Azure Storage、Google Cloud Storageに格納したスナップショットのデータを横断的に検索できる上、総所有コストが劇的に低下します。
ストレージコストの最適なバランス
業務を正常に稼働させ、保護して、コンプライアンスも遵守する。そのためにはデータが不可欠です。データは指数関数的に増大しますが、予算はそれほど増えません。つまり、すべてのデータを格納・検索することがコスト的に不可能となる状況もあり得ます。農場全体を買収することなく、干し草の山から針を見つけることは可能でしょうか?――はい。その手段が、検索可能スナップショットです。
データライフサイクルを管理する
データが古くなって検索頻度が低下すると、「予算内に抑えるために削除するか、アーカイブするか」という難しい選択に直面します。データを保持する方法の1つに、データをスナップショットに移してS3などのオブジェクトストレージに入れる、というやり方があります。しかしこのデータを検索するとき、一般的には復元が必要となります。つまり従来、すぐには検索できませんでした。検索可能スナップショットを使う場合、手動の復元は必要ありません。コスト効率に優れた方法ですべてのデータを格納し、検索できます。
オブジェクトストレージが本領を発揮
検索可能スナップショットは、ストレージと演算処理を切り離すことでAWS S3やMicrosoft Azure Storage、Google Cloud Storage、その他のオブジェクトストレージのバリューを最大限活用します。スナップショットに移したデータの検索が可能になることで、従来と同じ費用で2倍から20倍程度のデータ量を格納でき、総所有コストが大幅に減少します。
Elastic Cloudをさらに活用する
現在Elastic Cloudをお使いの場合は、検索可能スナップショットの導入以降、月々の費用はそのままでより多くのデータを格納することが可能になります。インデックスライフサイクル管理機能を使ってデータティアごとのストレージ保持期間を設定、調整することにより、短時間で稼働することができます。
検索可能スナップショット×Elasticソリューション
エンタープライズサーチ
検索可能スナップショットを使えば、あらゆるデータや蓄積された業務記録を費用を気にせず検索することができます。各種の規制要件によって保持すべきデータが増えても、自信をもってデータストレージコンプライアンス基準を遵守できます。
Elasticオブザーバビリティ
検索可能スナップショットを導入すれば、もう費用の節約のためにログやメトリック、APMデータを削除する必要はありません。数年分のアプリケーションパフォーマンスを検索するために、わざわざバックアップデータをリハイドレードする必要もありません。オブザーバビリティデータにビジネスインテリジェンスや外部ソースのデータを組み合わせて、顧客の行動やトレンドに関する詳細なインサイトを取得することもできます。
セキュリティ
脅威ハンティングやセキュリティ分析に検索可能スナップショットを活用すると、数年分の大規模セキュリティデータソースに簡単にアクセスできます。必要なログ、メトリック、セキュリティイベントデータをすべて保存でき、検索も可能。これなら、セキュリティの問題を調査する際も安心です。