Graph
データの関係性を分析する
人や場所、好み、製品のつながりなど、Elastic Stackに入れたドキュメント間にも関連性が潜んでいます。Graphは、Elasticsearchの関連性機能を使用してデータ間のつながりを調べる関係指向のアプローチを提供します。
人気がある≠関連性が高い
ほとんどのデータセットに共通するのが「スーパーコネクタ」です。たとえば、購入履歴データならAmazon、音楽ならビートルズ、映画なら「ショーシャンクの空に」がこれに該当します。「ケビン・ベーコン」のように、必ず数ステップ以内で繋がっています。
重要なのは、人気と関連性の違いを識別することです。Graphは情報検索に関する深い知見を活かし、Elasticsearchが生成する豊富な統計情報のインデックスから有用な関連性を判断します。それが、Graphが最も有意なリンクを最初に返す秘訣です。
既存のElasticsearchのインデックスを探索
稼働中のElasticsearchインデックスで手軽に関連性を探りはじめることができます。新しいデータフォーマットをいじる必要もなく、新しいインデックスを作成する必要もありません。サードパーティのシステムを管理する必要もなければ、その他の負担もありません。必要なのは好奇心だけです。
アプリケーションにGraph APIを統合
Graph APIは、Elasticsearchのアグリゲーション機能とクエリ言語を利用したシンプルなAPIです。複雑なオントロジーを定義したり、新しいクエリ言語を習得する必要はありません。地理空間フィルターなどの強力な検索機能を使って、柔軟に、直感的に探索を進めることができます。
Kibanaで関係性を可視化する
2つの銀行口座間の取引など、何千ものドキュメントをたった1本のグラフ線で表現できることがあります。KibanaのGraph UIから、こうしたつながりを可視化することができます。
Kibanaで可視化されたマップやタイムライン、円グラフ、生のドキュメントのデータをGraph UIでさらに詳しくドリルダウンしてみましょう。 ネットワークで結ばれたエンティティをクリックしたり、インタラクティブに触ることができます。つながりの強度の表示や、色やアイコンのカスタマイズまで、さまざまな機能が用意されています。