データ調査をシンプル化:Elasticsearchのパイプ型クエリ言語(ES|QL)
Elasticの時代を先取りした革新的なパイプ型クエリ言語とエンジンをお試しください。現在、テクニカルプレビュー中です。ワークフローと高度な検索をシンプル化しつつ、クエリの応答を高速化して、効率よくシームレスでスピーディなデータ処理を実現します。
「ES|QLによって、何もかもが一変します。当社は長年その登場を待ち望んでいました。正式にリリースされたら、当社におけるメインのクエリ表現言語になるでしょう」
アムレト・チャンドラセカール氏, MLエンジニアリング、オブザーバビリティ、サイトリライアビリティエンジニアリング担当ディレクター、Informatica
デモ
動画で見るES|QL
ES|QLクエリの動作を紹介したデモをご覧ください。コマンド、関数、アグリケーションの例をお見せし、ビジュアライゼーション、アラートなども紹介しています。
ElasticオブザーバビリティでES|QLを利用する
運用効率を向上
ES|QLを使用すれば、1つのクエリでログ、メトリック、トレース、プロファイリングデータを分析できるだけでなく、パフォーマンス上のボトルネックやシステム上の問題をピンポイントで特定して解決に要する時間を短縮できます。ES|QLをElastic機械学習やAIOpsと組み合わせれば、トレンドの特定、インシデントの切り分け、誤検知の削減、より実用的な通知の提供を通じて、検知精度を高められます。また、クエリ時にオブザーバビリティデータをフィールドでエンリッチして、分析をよりコンテクストに応じたものにすることもできます。
ElasticセキュリティでES|QLを利用する
よりスピーディに脅威をハンティングし、反復的に調査
セキュリティコミュニティのニーズに応えるために設計されたES|QLが、アナリストによる脅威の検知と追跡の方法に変革をもたらしします。Elasticsearchのスピードでパイプ型クエリのパワーを解放し、ElasticセキュリティのSIEM機能、エンドポイントセキュリティ機能、クラウドセキュリティ機能を強化します。
検索が驚くほど高速でクエリ出力をすべて把握できるため、アナリストは連続するパイプを進むごとにターゲットに近付くことができます。
Elastic検索でES|QLを利用する
開発をシンプル化、パフォーマンスを最適化
ES|QLでコーディングとクエリを効率化しましょう。データを深く掘り下げ、簡単に整理し、効果的にトラブルシューティングできます。ES|QLの並行処理機能により、軽快なパフォーマンスを享受しつつ、時間とコストを節約できます。これは単なるクエリ言語ではなく、開発者が夢見ていたパイプ型ツールです。
ES|QLに関する疑問を解消
ES|QLに関する疑問にお答えします。また、デモではES|QLを使ってワークフローをシンプル化したり、実用的なインサイトをすばやく入手したりする方法を紹介しています。
ES|QLは現在、無料のクラウドトライアルを通じてお試しいただけます。一般公開は2024年を予定しています。
ES|QLは、Elasticsearchバージョン8.11でテクニカルプレビュー版をご利用できます。ダウンロードしていただくか、クラウドトライアルを通じてお試しください。
ES|QLには以下のようなメリットがあります。
クエリスピードの向上
ES|QLを使用すれば、複数のステージで並行して検索を実行でき、スピードと効率性が向上します。
Elasticsearchとデータを活用したシンプルな検索
ES|QLを使用すれば、データのソース、構造、複雑さ、量にかかわらず、データを簡単に取り込んだり検索したりできます。
革新的な新しい検索エンジン
ES|QLには、ルックアップなどの新しい機能が搭載されています。1回のクエリ検索で、簡単にアグリゲーション、計算、データ変換を実行できます。今後、インライン統計や結合といった他の機能もES|QLに追加される予定です。
インサイト取得までの時間の短縮
ビジュアライゼーション、計算、アグリゲーションをKibana Discoverから直接作成できるので、調査のワークフローが1画面内で完結し、より短時間で回答を得られます。
アラート機能
ES|QLを使用して、集計値をしきい値にしたオブザーバビリティアラートやセキュリティアラートを設定できます。切り分けられたインシデントではなく意味のあるトレンドに注目することで検知精度が向上し、誤検知を減らしたり、より実用的な通知を提供したりできます。
ES|QLは、要求の反復的な探索が可能なパイプ型クエリ言語です。仕組みについては、こちらのドキュメントをご覧ください。