Elastic Cloud Serverless

サーバーレスプロジェクトでは、ElasticsearchやKibanaなどのElastic Stackのコアコンポーネントが使用され、コンピューティングとストレージが分離されるElastic Search AI Lakeアーキテクチャが採用されます。 検索とインデックス化の処理が分離されているため、高いパフォーマンスを確保しながら、ワークロードを柔軟にスケーリングできます。

Elasticsearch Serverlessには、次のメリットがあります。

• 管理不要。基盤となるElasticクラスターはElasticによって管理されるため、お客様はデータの作業に集中できます。サーバーレスプロジェクトでは、Elasticが自動アップグレード、データバックアップ、事業継続性を管理します。
• 自動スケーリング。お客様の求めるパフォーマンスを提供できるよう、ワークロードに合わせて自動的に調整されます。
• データストレージ最適化。データはプロジェクトのSearch Lakeに格納されます。Search Lakeは、コスト効率とパフォーマンスに優れたストレージとして利用できます。Search Lakeの最上位にあるハイパフォーマンスレイヤーは、クエリの頻度が最も高いデータを格納するために役立ちます。
• 利用ごとにお支払い。 お客様が実行するワークロードでインジェスト、検索、機械学習のリソースが必要になるたびに、個別に料金が発生します。

Elastic Cloudは、さまざまなコンピューティングニーズに対応する強力なプラットフォームです。 Serverlessはその簡略化されたデプロイであり、完全マネージドで、柔軟な自動スケーリング機能を備えており、ユースケースに応じた専用のプロジェクトタイプを利用できます。これが、現時点でのElasticsearch ServerlessとElastic Cloud Hostedの違いです。

現在、Elasticsearch Serverlessはテクニカルプレビュー向けに提供されており、本番環境や基幹業務ワークロードには推奨されません。また、セキュリティ、コンプライアンス、提供状況などの技術的互換性については、こちらのドキュメントをご覧になることをお勧めします。

Elasticsearch Serverlessは、簡単に利用開始できます。

• CloudコンソールでElasticsearch Serverlessプロジェクトを作成する
• お客様のニーズに最も適した、ユースケースに最適化されたプロジェクトタイプを選択する

アプリケーションからデータを直接送るか、コネクタークライアントの使用をお勧めします。 既存Elasticsearchインスタンスのデータを送る場合には、Logstashを使用した大ボリュームでの移行をお勧めします。

• **最低インジェストVCU:** Elasticsearch Serverlessでは、一定のインジェストを継続的に行えるように、一定時間における最低インジェストVCU（1時間あたり4VCU）が確保されています。
• 最低検索VCU：Elasticsearch Serverlessでは、永続性記憶装置のデータキャッシュをローカルで保持し、低レイテンシ検索をサポートできるように、一定期間における最低検索VCU（1時間あたり8 VCU）が確保されます。

最低インジェストVCUおよび最低検索VCUは、VCU時間単位の通常料金で請求されます。1時間あたり1.28ECUの推定コストを含みます。料金の詳細をご覧ください。