Elastic 8.14:分析を簡素化するElasticsearch Query Language(ES|QL)の一般公開
Elastic 8.14を本日一般公開いたしました。
新機能
8.14リリースで最も注目すべき点は、データ調査を大幅に簡素化するために一から設計されたES|QLの一般公開です。新しいクエリエンジンを搭載したES|QLは、並行処理を利用した高度な検索機能により、データのソースや構造に左右されることなく、高速化と効率化を実現します。8.14リリースには他にも、改善したベクトル検索の一般公開と、新しい生成AIによるAttack Discoveryセキュリティ機能のテクニカルプレビューなどの重要な要素が含まれます。このほかのハイライトをソリューション別にご紹介すると、以下のとおりです。
Elastic Searchは、Elasticsearchでモダンな検索&ディスカバリーエクスペリエンスを実装する開発者を支援します。
スカラー量子化とベクトルを最適化したハイパースケーラーハードウェアプロファイルの一般公開によるベクトル検索の大幅な速度向上とコスト削減、ElasticとOpenAIおよびAzure OpenAIの包括的な検索拡張生成(RAG)ツールのテクニカルプレビュー、データの抽出、変換、およびElasticへの読み込みを行うための強化ツールの大規模なカタログの一般公開などについては、Elastic Searchのハイライトブログまたは8.14リリースノートをご覧ください。
Elastic Observabilityは、メトリックやログ、トレースをアクション可能なITインサイトへ変換し、デジタルエコシステムに一元的なオブザーバビリティを構築します。
クラスター横断SLO、アラートの強化、およびシンセティックによる強化されたSLO管理の一般公開、および強化されたAIアシスタント機能の一般公開などについては、Elastic Observabilityのハイライトブログまたは8.14リリースノートをご覧ください。
Elastic Securityは、SIEM、エンドポイントセキュリティ、クラウドセキュリティを統合して、脅威の検知、調査、対応をクラウドスケールで実行できるようにします。
環境内の最も差し迫った脅威を特定する新しい生成AIによるAttack Discoveryのテクニカルプレビュー、追加のLLM(大規模言語モデル)およびAIアシスタント機能に対するサポートの一般公開などについては、Elastic Securityのハイライトブログまたは8.14リリースノートをご覧ください。
Elasticのソリューションはすべて設定不要なうえ、いずれもElasticsearch Platform上で構築されています。ユースケースを問わず、すべてのユーザーが次のようなコア機能強化の恩恵を受けることができます。
CCS/CCR向けのAPIキーに基づくセキュリティモデルの一般公開、一部のMaxMind位置情報データベースに対するサポートの追加、データストリームのライフサイクル機能の一般公開についてご覧ください。
- ECK上でのLogstashの一般公開、AWSでのカスタマーマネージドキーを使用した保存データの暗号化の一般公開などについては、Elasticsearch Platformのハイライトブログまたは8.14リリースノートでご覧ください。
使用を開始する
使用を開始する準備は良いですか?Elastic 8.14の新機能はすべて、Elasticが最新リリースを提供するマネージドサービス、Elastic Cloudで今すぐご利用いただけます。
本記事に記述されているあらゆる機能ないし性能のリリースおよびタイミングは、Elasticの単独裁量に委ねられます。現時点で提供されていないあらゆる機能ないし性能は、すみやかに提供されない可能性、または一切の提供が行われない可能性があります。