Elastic 8.15:強化されたセマンティック検索、新しいOTel Distribution、SIEMデータのインポート
Elastic 8.15を本日一般公開いたしました。
新機能
8.15リリースでは、数多くの機能が追加され、関連性を微調整するためのツールが増え、モデルの柔軟性が向上し、ベクトル検索が改善されています。さらに、AIを活用したセキュリティ分析が強化され、カスタムのSIEMデータの取り込みを数分でモダナイズできるようになっています。OpenTelemetry(OTel)プロジェクトへのElastic Common Schema(ECS)およびユニバーサルプロファイリングの供与に続いて、8.15には、OTel Collector Distributionを通じたOTelファーストのデータアーキテクチャーへの移行に向けた次の大きなマイルストーンも組み込まれています。このほかのハイライトをソリューション別にご紹介すると、以下のとおりです。
Elastic Searchは、すぐに使えるセマンティック検索機能と生成AI機能を搭載した、業界で最も使用されているベクトルデータベースを基盤とするAI検索アプリを実装する開発者を支援します。
セマンティックテキストとリランキングを通じてセマンティック検索を検索エクスペリエンスに組み込む簡単な方法、Learning to Rankとクエリルールの一般公開(GA)、追加のサードパーティプロバイダー(Google AI/Vertex AI、Mistral、Amazon Bedrock)に対応したElasticsearchの推論APIのテクニカルプレビューなどについては、Elastic Searchのハイライトに関するブログ記事または8.15リリースノートをお読みください。
Elasticオブザーバビリティは、メトリックやログ、トレースをアクション可能なITインサイトへ変換し、デジタルエコシステムに一元的なオブザーバビリティを構築します。
Elastic Distribution for OpenTelemetry Collectorのテクニカルプレビュー、OLTPプロファイリングのネイティブサポート、Elastic AI Assistantの機能強化(Gemini 1.5 Proモデルコネクターを使用したGoogle Vertexなど)のGA、Azure OpenAI向けLLMオブザーバビリティのGAなどについては、Elasticオブザーバビリティのハイライトに関するブログ記事または8.15のリリースノートをお読みください。
Elastic Securityは、AIを活用したセキュリティ分析でSecOpsをモダナイズし、脅威の検知、調査、対応を加速させます。
生成AIを使用してカスタムデータ統合の開発を自動化する自動インポートのテクニカルプレビュー、カスタムワークフローをまたいだ自動化と意思決定ガイダンスを容易にするElastic AI Assistantの新しいAPIのGA、GoogleのGemini 1.5 ProやFlash LLMを含めるよう拡張されたLLMオプションのGAなどについては、Elastic Securityのハイライトに関するブログ記事または8.15のリリースノートの詳細をお読みください。
Elastic Search AI Platformでは、検索の精度とAIのインテリジェンスを組み合わせることで、ユースケースを問わず、すべてのユーザーがコア機能強化の恩恵を受けることができます。
- クラスター横断検索(CCS)の複数の機能強化のGA、Elasticsearch Query Language(ES|QL)内の追加機能のGA、Kibana内でのES|QL UXのさまざまな機能強化のGA、複数の新しい機械学習機能のGA、Logstash向けの各種機能のGAなどについては、Elasticsearchプラットフォームのハイライトに関するブログ記事または8.15リリースノートをお読みください。
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本記事に記述されているあらゆる機能ないし性能のリリースおよびタイミングは、Elasticの単独裁量に委ねられます。現時点で提供されていないあらゆる機能ないし性能は、すみやかに提供されない可能性、または一切の提供が行われない可能性があります。