ElasticとAmazon、商標侵害訴訟で和解
「Elasticsearch」という名称に関連し、ElasticのAmazonに対する商標侵害訴訟が解決に至りましたことをご報告いたします。現在、AWSおよびAWS Marketplaceでサービスとして提供される唯一のElasticsearchが、Elastic Cloudです。
2021年に実施されたElasticsearchおよびKibanaのライセンス変更と、その後Amazonにより実施されたサービスの名称変更を含む行動の結果、本訴訟は解決いたしました。Elasticはこの解決によって市場における混乱が解消され、また、コミュニティとお客様が切望していた明確さがもたらされたと考えています。
現在、1つのElasticsearchだけが存在しており、その提供元はElasticです。つまり、ユーザーがElasticsearchを使用するとき、AWSやAzure、Google CloudのElastic Cloudサービスを利用する場合でも、Elasticsearchをダウンロードしてセルフマネージドで実行する場合でも、可能な限り最高のエクスペリエンスを享受することができます。それはこの12年間、プロダクト開発元に蓄積されてきた継続的な開発とイノベーションによるメリットを活かせるからに他なりません。
Elasticは今後、AWSでElasticを利用する共通のお客様にとってのメリットを追求し、Amazonとのコラボレーションに一層注力する予定です。2社のパートナーシップはすでに、データインジェストの効率化やAWSへのElastic Cloud導入プロセスのシンプル化など、直近の開発投資分野を中心に非常に活性化しています。
ElasticとAmazonは最近、Elasticへのデータインジェストを効率化する20以上の新たな統合機能群をリリースしました。一例として、AWS FireLens、Amazon S3 Storage Lens、AWS Serverless Application Repository内のElastic Serverless Forwarder、Elastic and AWS Web Application Firewall、Elastic and AWS Network Firewallなどがあります。
またElastic Cloudは、AWSが信頼を寄せるパートナーとして、AWS上のElastic Cloudに移行するお客様を支援するAWS ISV ワークロード移行プログラムの対象に認定されました。Elasticはワークロード移行プログラム認定パートナーとして、オンボーディングのガイダンスや移行リソースを提供し、移行プロセスのシンプル化を実現させています。
一連の成果は、ElasticとAWSの共通のお客様に、AWSで実現しうる最高のエクスペリエンスでサービスとしてのElasticsearchをご利用いただくため、2社が共同で進めている取り組みの一部に過ぎません。Elasticは、今後の継続的なコラボレーションを非常に楽しみにしています。