ElasticsearchワークロードをAWSに移行するベストプラクティス
Elasticは、AWS ISVワークロード移行プログラム(WMP)の認定パートナーとなりました。同プログラムは、導入のガイダンスや移行リソース、AWSインフラクレジットの提供、また資金面の支援を通じて、ISVからAWSへのワークロードの移行をサポートしています。
Elastic Cloudのサービスは、レガシーシステムやサイロ化されたデータ、柔軟性に欠けるオンプレミスのデータセンターを運用する費用の負担からユーザーを解放します。またユーザーは、クラウドベースのデジタルトランスフォーメーションがもたらすメリットや製品・サービスの市場投入を短期化する性能を活かし、競争力を維持することができます。
現在、AWSでクラウド環境のメリットをすばやく活用するための移行ガイダンスにアクセスすることが可能となっています。
ベストプラクティスのメソッドで効率的に移行する
移行を決断した後、最初に着手するステップが移行作業を支援する経験豊富なパートナーとの協働です。AWSはElasticをワークロード移行パートナーに指名することにより、セルフマネージドのElasticsearchまたはELKのワークロードからAWSのElastic Cloudに移行する組織に対し、Elasticが提唱するプロセスとメソッドがリスクを最小化すること、そしてビジネスバリューを実現することを認定しています。
Elasticのメソッドは、Well-Architected FrameworkやAWS Migration Acceleration Programを含むAWSの移行ガイダンス、およびベストプラクティスにダイレクトに準拠しています。これはユーザーに、AWSが持つクラウドの専門技術と、Elasticが誇る検索のテクノロジーの両方のメリットをもたらします。ユーザーは移行に伴って、技術的なノウハウ、ベストプラクティス、安全を確保するガードレールの“ベストオブブリード”を享受することができます。
AWSのElastic Cloudで価値実現までの時間を短縮する
AWSのElastic CloudはElasticが運用、提供するサービスであり、ElasticsearchやKibanaを含むプロダクト群のほか、Elasticが手がけるエンタープライズサーチ、オブザーバビリティ、セキュリティのソリューションを利用する上で最適な方法です。
Elastic Cloudは次のサービス・機能を提供します
- 基盤インフラのプロビジョニングと管理
- Elasticsearchクラスターの作成と管理
- クラスターのスケールアップ&スケールダウン
- セキュリティ重視で構築されたアップデート、パッチ、自動バックアップの適用
- schema on read(ランタイムフィールド)の有効化とフレキシブルな分析の実行
- クラスター横断検索、クラスター横断レプリケーション、検索可能スナップショット
- データティア(Coldティア、Frozenティア)、およびインデックスライフサイクル管理の有効化
- 全ホストを対象とする防御と緩和機能(Limitless XDR)
ElasticはAWSワークロード移行パートナーとして、セルフマネージドでの移行作業よりもスピードとコスト効率にすぐれた移行プロセス、および、より手軽な移行エクスペリエンスを約束します。またAWSのElastic Cloudを利用するユーザーは、常に最新のバージョンのElastic Stackや設定不要のソリューション群にアクセスでき、Elasticに所属するエキスパートエンジニアチームのサポートを受けることもできます。このように負担が軽くなることで、ビジネスの運営に必要なインサイトの獲得に集中することができます。
使いはじめる
ご紹介した内容について詳しくは、「AWSでElasticの価値を活用」のページや「統合機能を使って収集、接続」のページ、「Migrating your Elasticsearch data guide」(Elasticsearchデータ移行ガイド)、「AWS Prescriptive Guidance: Migrate an ELK Stack to Elastic Cloud on AWS(AWS既定ガイド:ELK StackをAWSのElastic Cloudに移行する)などの各種ドキュメントでご覧いただくことができます。導入に関してさらに情報が必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。